光明祈願

 一燈園生活がまだ初期の頃、その実践がおのずから内に蔵していた願いを条文化し、一燈園生活の基本となるもの(生活清規)として整えたものが光明祈願(こうみょうきがん)です。

 光明祈願は5つの綱領と付随文からなります。

光明祈願(暫定)

不二の光明は宇宙に遍満する陽光の如し。物あり、之に触れて色々の光を発す。光明祈願は即ち起稿者識界の現象に過ぎず。添すべく、削すべく、正さざる可からず、改作又不可なし。暫定と名づくる所以なり。

不二(ふに)の光明によりて新生(しんせい)し許されて活(い)きん

我等は先ず不二の光明により復活新生し、神に委ね仏に養われ、他に障りなき生涯を送らんことを期すべし。

諸宗の真髄(しんずい)を礼拝(らいはい)し帰一(きいつ)の大願に参ぜん

内外古今諸宗の真髄を礼拝すれば、一の大願は左の如くなるべし。
  通願 皆倶成就大円覚
  別願 将来世界真平和
別に一宗を立てず、単に一派に偏らず、古今聖者の光を仰ぎ徳を頌し、その遺されたる事業を成就せんことを期す。

懺悔(ざんげ)の為に奉仕し報恩の為に行乞(ぎょうこつ)せん

世間一切の罪悪苦患、何人かその責を脱るることを得べき。願わくは常に懺悔の心を持して十字街頭に奉仕し、菩提心によりて行乞し、以て法界成就の本願にそわんことを。

法爾(ほうに)の清規(しんぎ)に随い世諦(せたい)を成ぜん

天真法爾の戒相に則り、六度の行願に随い、治生産業に即して真道を行じ、永久真平和を将来すべき生活法を実証し、以て在家俗諦を成就せんことを期す。

即ち天華香洞(てんかこうどう)に帰り無相(むそう)の楽園に逍遥(しょうよう)せん

達観すれば実にもこの世は寂光の浄土、妙楽の天園、文明の隆興も進化の事象も乃至清規戒行も、この見地よりすれば即ち一の遊戯三昧に過ぎず。憾むらくは箇中の消息、もとよく言辞の髣髴し得る限りにあらざるを。暫くこの実相に名づけて天華香洞という。
天華香洞の門、仮に名づけて一燈園となす。道に志して尚自ら立つ能わざるもの、乃至老、病、幼者等の為に設けられたる一の化城とも見る可し。その存在は喜捨の浄財に成り、在園はその清規によりて許さる。
天華香洞に立ち、信託をうけたる財物事業の整理経営等に従うを仮に名づけて宣光社という。宣光社の目的は世間の執迷、紛争、葛藤を根絶し、以て斉家、治国、平天下を期するにあり。天華香洞と一燈園と宣光社と、三位にして一体、通じては即ち無相不二。

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